寝かせ発酵玄米に小豆を入れる理由
先日の栄養セミナーでの質問にお答えします。
「寝かせ発酵玄米に小豆を入れる理由』
寝かせ玄米は炊飯後、保温状態にすることで発酵が進みます。
小豆を入れる理由は大きく2つあります。
一つ目の理由:
玄米の糖質に小
豆のタンパク質(アミノ酸)が反応して褐色物質(メラノイジン)が生成されます。これが強い抗菌作用、を発揮し、玄米を腐らせずどんどん熟成させていきます。
二つ目の理由:
小豆は薬効成分の高い食品で、漢方薬としても利用されます。玄米にプラスすると、さらに栄養価も高くなります。
小豆に含まれる栄養成分
タンパク質
食物繊維
ビタミンB1
ビタミンB2
亜鉛カリウム
鉄分
カルシウム
アントシニアン
小豆の力と塩の力で発酵が進みます。
小豆と塩の力はすごいといつも思います。
もうひとつ質問にお答えします。
「どうやって大好きなパンをやめたのか?」
私は以前3食パンでも良いほど、パンが好きでした。
しかし、ひどいひどい花粉症、アレルギー、蕁麻疹、体のダル重、など多くの不調があり、体質改善したいと思い、今から15年ほど前、とにかく和食に使用と思いました。春先の苦しい花粉症から抜け出したくて、1年間寝かせ玄米にしてみました。翌年の春、花粉症、アレルギーなどは全くなくなりました。
その頃、テニスのジョコビッチ選手が試合中に集中力が散漫になり、鼻水が出たりする症状を、小麦製品をやめたことで改善された事が話題になりました。
私の体にも小麦製品が負担になていたことを実感しました。そして、寝かせ玄米にすることで、便秘も改善されました。パン食だと、腹持ちが悪く、お腹が好きやすく、間食も欲しくなっていたが、ご飯の方が腹持ちがよく、間食も欲しくなくなりました。体調は以前とは比べものにならないほどよくなり、逆にパン食に戻れなくなりました。
栄養の仕組みを知ることで、体が整います。
次回栄養講座10月26日(火)9時〜
「タンパク質で体が若返る」